中部国際空港株式会社 (Centrair)

従業員数100 – 2,499名
ファブリックネットワーキング

将来への道筋を用意します。 アバイアの先進的なファブリックネットワーキングテクノロジーは、SDNネットワークとクラウドサービスを新たなレベルに引き上げます。 ネットワークの機能停止が減り、情報により迅速にアクセスできるようになります。また、新しいコミュニケーションチャネルやアプリケーションを容易に統合できます。 お望みであれば、貴社の従来のインフラストラクチャでこのすべてを行うことができます。

6台のスイッチを4台に減らし、コストを下げながらも可用性を高めること ができました。長期間のサポートとTCOの削減で、24時間止めないデー タ通信ネットワークを担保できたことに満足しています。

利点

ネットワークスケーラビリティ
コスト削減

中部国際空港株式会社(セントレア)

空港業務を24時間支えるネットワークを アバイアのコアスイッチで構築

中部国際空港(愛称「セントレア」)は、国際線・国内線の機能を併せ持つ中部地域の空の玄関として、2005年2月17日に伊勢湾の愛知県常滑沖に開港した、24時間運用の国際空港だ。セントレア(Centrair)は、英語で「中部」を表す“central”と「空港」や「航空」を表す“air”を組み合わせた造語で、一般公募で決定した。
 
セントレアではユニバーサルデザインを取り入れ、駐車場や鉄道、バス、タクシー、高速船の各交通機関から旅客ターミナルビルへのスムーズな移動や乗り継ぎの利便性など、全ての利用客が快適に過ごせるような、様々な工夫がされている。飛行機や伊勢湾を眺められるスカイデッキ、地元をはじめ日本や世界の品々や味を楽しめるショップやレストラン、温浴施設などの商業施設も充実し、各種イベントも開催されるなど、飛行機に乗るだけでなく、遊びに来ても楽しめる空港となっている。
 
2013年3月からは、エアアジア・ジャパン、ジェットスターの国内LCC(格安航空会社)2社が就航を開始した。セントレアはこのような航空業界の潮流を踏まえ、利用客からのあらゆるニーズにお応えできる航空ネットワークの構築とさらなる拡充を目指し、地域と一体となった取組みを進めているという。
 
また、セントレアでは空港内の関係事業者が一体となって空港全体のCS(お客様満足度)の向上にも努めている。国際空港評議会(ACI)や、英国に本拠地を置く、航空輸送産業専門のリサーチ会社であるSKYTRAX社が実施している顧客サービスに関する国際空港評価では、規模別や地域別のカテゴリで第1位を獲得するなど高い評価を得ている。
 
今後もセントレアは、地域や多くの利用客にとって「魅力のある空港」であり続けられるよう、努力をしていくという。
 
課題
  • 運用の安定性と信頼性を確保できるミッションクリティカルなネットワークインフラ
  • 国内外の他空港との競争力を高めるためTCOの削減
  • 新サービスを追加する際等のダウンタイムの削減
効果
  • SMLTを利用した冗長構成により、ミッションクリティカルな空港サービスを支える停止のないネットワークを実現
  • 手厚い長期サポートによるTCOの削減
  • 国内エキスパートによる迅速なオンサイトサポートによる高い可用性
 

中部国際空港株式会社(セントレア)

 

セントレアの運用を支える基幹ネットワーク

セントレアの基幹業務システムや、航空機の無線(ILS)誘導といったミッションクリティカルなシステムの運用を担い、円滑かつ安全な空港業務をサポートしているのが、中部国際空港情報通信株式会社だ。
 
とくに空港内のあらゆる業務、施設を支えるデータ通信ネットワークの運用監視は、24時間止まらない空港を運用するために重要な役割だ。そのため「24時間365日、総勢25名のスタッフが3交代でノンストップでの運用体制で行っている」(システム企画部 システム企画・業務改善グループ グループリーダー 渡部圭氏)。
 
 空港のデータ通信ネットワークは非常に広範囲に及ぶ。チェックインカウンター、テナントのPOSレジ、インフォメーションディスプレイ、駐車場や無線LANアクセスポイントのサービスなどだ。これに加え、空港会社の事務用ネットワークや外部組織(国土交通省航空局、航空会社等)と結ぶネットワークも含まれる。利用者数は約2,500名、サービス数は約100を超えるという。
 
大規模なデータ通信ネットワークは、2005年の開港以来7年間運用されてきた。「空港の中では比較的早く共用型のネットワークを採用し、全ての通信を一つのネットワークで共用しています」(システム運用部 システム保守グループ アシスタントマネージャー 永田康二氏)。同港は新しい空港であるが故に、ネットワークの取り組みも新しい手法を取り入れていた。
 
しかし、7年間運用したデータ通信ネットワークも、保守期限や機材の老朽化から、更改のタイミングが来た。加えて、運用の安定性と信頼性を確保できるインフラの構築、コスト競争力を向上するための運用管理コストの削減が求められていたのだ。そこで、新たなインフラとして導入されたのが、アバイアのイーサネット・ルーティング・スイッチ「Avaya Ethernet Routing Switch(ERS)8800シリーズ」だ。
 
従来導入されていたメーカーを含め、3社の製品が検討に上がったが、アバイアのERS8800シリーズは、アバイア独自のR-SMLT(Routed Split Multi-Link Trunking)技術によって高い信頼性を実現する点が評価された。加えて、「長期のサポート体制とコストも大きなポイントとなった」(渡部氏)という。
 
ERS8800シリーズは、毎秒数百ギガバイト(Gbps)、毎秒数億パケット(Mpps)をネットワークコアに配信可能なコアスイッチ製品だ。物理的には電源を二重化し冗長性を向上している。ソフトウェアでは、前述のR-SMLTが、高速な障害回復を実現する。通常、大規模ネットワークでは、障害時にはルーティングテーブルの再計算を行うことで復旧を図るが、これだと回復までに数十秒単位の時間を要する。一方R-SMLTでは、あらかじめ経路に関する情報を共有しているため、テーブルの再計算や書き換えを行う必要がない。このため、回復スピードが速い。さらに冗長機能はアクティブ-アクティブである。せっかく投資をしても、問題が起きない限りスタンバイ側は利用しないアクティブ-スタンバイの構成に比べて、投資を有効に活用でき、かつスピーディーな復旧も図れるというわけだ。
 

"長期間のサポートとコストパフォーマンスの高い製品を評価して導入を決めました。"
 
システム企画部
システム企画・業務改善グループ
グループリーダー
渡部 圭 氏
 

中部国際空港株式会社(セントレア)

 

アバイアの手厚いサポートでスムーズな移行を実現

今回のリプレースでは、従来から使用してきたコアスイッチ6台を4台のアバイアのコアスイッチに置き換えた。「6台を4台にできたのは、やはり製品の性能が以前より向上していること。新しい冗長化の技術によって担保されていることがあります」(永田氏)。スイッチの4台はメッシュ接続。すべてがアクティブ稼働し、1台の停止時にはすぐに対する1台が代替稼働する構造だ。
 
ところで24時間空港のデータ通信ネットワークにおける機器の移行作業は、簡単ではない。「旅客ターミナル内の各施設、税関等の空港関係施設、航空会社など、相対先が多岐に渡ります。空港は24時間常に動いており、当然、ネットワークは24時間利用されています。一般企業のネットワークのリプレースとは訳が違います。一時的にでも、全てのネットワークを止めるということは許されないからです」(渡部氏)。
 
ネットワークの切り替え作業は2012年5月末から開始。VLAN単位で35回のトランジションを行い、2013年3月に完了した。「当初は一度で切り替える計画だったが、VLANを採用していることもあり、35回に分ける計画に変更しました」(永田氏)。VLANは、規模の大きなネッットワークの切り替えを難しくする要因となり、複数のトランジションを経ることになった訳だ。
 
 「更改されたシステムの検査は前工程で実施。かつ、トランジションが失敗したら、すみやかに以前の状態に戻せる方法を取っていました」(永田氏)。このようなガイドラインで、トランジション計画を作成したという。もちろん同社だけで解決しない課題もあった。「困ったときはすぐに駆けつけてくれました。メーカーの担当者が頻繁に来てくれることは今までありませんでした。アバイアとパートナーのNTT西日本の手厚いサポートがあったので、うまくいったと考えています」(永田氏)
 
最初のスイッチがリプレースされてから10 ヶ月間の運用で、障害は発生していないという。「パートナーのNTT西日本に知恵を絞っていただき、よい構成ができたと思います。コアスイッチの数を減らすことができ、1台が故障しても瞬時に切り替わる構成です」(永田氏)。切り替えの時間はおよそ0.5秒。ユーザーに対して、スイッチ停止の影響が出ない数値だ。「以前はスパニングツリーの収束の時間で1分止まったことがある」(永田氏)が、アバイアの冗長化技術のR-SMLTは、スパニングツリーそのものを不要とするため、以前の停止要因となった条件そのものが存在していない。「弊社にはダウンタイムに対する考え方があります。我々はいつも“復旧優先”いう考え方を持っています。調査や原因の特定も重要ですが、お客様サービスの復旧を最優先するという考え方です」(渡部氏)。スイッチ間のリンクやスイッチ自体が故障した際の復旧時間を短縮することが特徴のR-SMLTを採用したコアスイッチは、同社のニーズにマッチしている。
 
セントレアではネットワークの追加、設定変更が多い。アバイアは、IEEEで標準化が進んでいるイーサーネットファブリック技術『SPB(Shortest Path Bridging)』を採用することで、運用効率を向上し、ビジネスリスクを低減することを提案していく考えだ。PBXはIP化されていないが、音声系ネットワークのIP化も検討してみたいと渡部氏は話す。
 
セントレアは、24時間空港を支えるネットワーク基盤を、これからも成長させていく。
 

万が一のダウンタイムを最小にできるアバイアの冗長化機能はセントレアに最適な選択だったと思います。
 
システム運用部
システム保守グループ
アシスタントマネージャー
永田 康二 氏
 

セントレアの旅客ターミナルビル3階出発ロビー。国内LLCの新規就航で中部地域の空の玄関 としての役割がさらに高まる。

セントレアの旅客ターミナルビル3階出発ロビー。国内LLCの新規就航で中部地域の空の玄関 としての役割がさらに高まる。

 

スパニングツリーに依存しない冗長機能「SMLT」

スイッチを跨いでリンクの分散をとる技術がSMLT(Split Multi-LinkTrunking)だ。この機能によってコアスイッチとディストリビューションスイッチ間での二重化構成や、ディストリビューション スイッチとフロアースイッチ間での二重化構成時に、トラブルの元になりやすいスパニングツリーを一切使わずに、リンクを分散して効率よくパケット転送を実 現できる。通常時は二重化したスイッチの両方が稼動しており、ブロッキングポートも必要ないため、ネットワーク資産を有効に活用することができる。 SMLTは、Avaya ERS8000 / ERS5000 / VSP9000 / VSP7000 / VSP4000 (次期ソフトウェアにて対応予定)に実装されている。R-SMLT(Routed SMLT)は、SMLTの応用技術。ルーティングプロトコルに依存せず、L3での収束を瞬時に行う。Avaya ERS 8600 / ERS8800に実装されている。
 

 

中部国際空港株式会社(セントレア)

  • 企業名称 中部国際空港株式会社(セントレア)
  • 本社 愛知県常滑市セントレア一丁目1番地
  • 設立 1998年5月1日
  • 資本金 836億6,800万円
  • 業員数 251名
  • URL http://www.centrair.jp/
 

  • お問い合わせ

  • 〒107-0052
    東京都港区赤坂2-17-7
    赤坂溜池タワー
     
    電話:(03)5575-8700
    ファックス:(03)5575- 8701
    JPenquiry@avaya.com
     
顧客プロフィール
中部国際空港株式会社(セントレア)
  • 本社

  • 日本

  • 就業者数

  • 251

中部国際空港(愛称「セントレア」)は、国際線・国内線の機能を併せ持つ中部地域の空の玄関として、2005年2月17日に伊勢湾の愛知県常滑沖に開港した、24時間運用の国際空港だ。セントレア(Centrair)は、英語で「中部」を表す“central”と「空港」や「航空」を表す“air”を組み合わせた造語で、一般公募で決定した。

顧客が言っていること
"6台のスイッチを4台に減らし、コストを下げながらも可用性を高めること ができました。長期間のサポートとTCOの削減で、24時間止めないデー タ通信ネットワークを担保できたことに満足しています。"

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